ノルウェーのコーヒー文化に触れ、より深みを増したFuglen Tokyo吉田友翔さんのワーホリDAYS

2016年07月14日

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Photo_Shin Kimura[HERITIER]
 

私たちがノルウェーで取材をしていた2015年10月、コーヒーショップのMOCCAで働いていたのが吉田友翔さん。オスロの中心街から北西の方向にある高級住宅地の一角で、日本人が働いているなんて!
帰国後、日本に戻った吉田さんはFuglen Tokyoで働いていました。ノルウェーで働いてみてどうでしたか?仕事終わりの彼に聞いてみました。

 
「僕、実は21歳までブラックコーヒーが好きじゃなかったんです」と笑いながら話し始めた吉田友翔さん(25歳)。大学1年のとき、家から3分の場所にあって「通うのに便利」という理由だけで決めたのが、某大手コーヒーチェーン店でのアルバイトでした。そして21歳になり、同僚と行ったのがFuglen Tokyo。そこで口にした一杯のコーヒーが、吉田さんの運命を変えることになります。
 
「フルーツのような甘さや酸味がくっきりと感じられて、『コーヒーっておいしいし奥深い!』と感動したのをきっかけに、それまで働いていたチェーン店をすぱっと辞め、Fuglenで働かせてもらうことになりました」
 
コーヒー漬けの日々の中で芽生えたのは「今、このコーヒー業界ではなにが起こっているの?」「Fuglenの本店があるノルウェーのコーヒー文化はどんなものなんだろう?」という好奇心。ワーキングホリデーを利用してノルウェーへ行こう、そう決心して旅立ったのは24歳の秋でした。
 
「ビザの関係上、滞在期間は1年、同じ雇用主のもとで6カ月以上は働けないというルールだったので、FuglenとMOCCA、Javaといった有名カフェや焙煎所のKaffaで働くことに。知らなかった世界の扉が開いて、もっと先にあるものまで知りたくなりました」
 
ノルウェーに渡ってから近隣国にも興味がわき、デンマークやスウェーデン、英国やドイツを旅してまわったそうです。
 
「北欧はコーヒーの消費量が多く、文化が発達していることは知っていましたが、実際に各都市で飲んでみると、オスロの質の高さがすごいことに気づいたんです。Fuglenで働いていてよかった、ノルウェーを選んだのは間違いじゃなかったと心から思いましたね。効率よく仕事をして、家族や恋人、友達との時間を大切にするスタイルにも共感できました」
 
なにより身に染みたのは、ノルウェー人のやさしさ。
 
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「英語が話せない僕を励ましてうまく波に乗せてくれたり、的確なアドバイスを考えてくれたり。僕も人に対しての接し方を、よりやわらかくしようと思うようになりました」
 
帰国後はFuglen Tokyoと焙煎所を行ったり来たりする日々です。
 
「バリスタという仕事を職業として確立させたいし、中南米などの農園へ行って豆の生産状況にも触れてみたい。本質を知って、よりお客さまに楽しんでもらえるよう、コーヒー文化を底上げしていけたらいいなと思っています」
 
一緒にいる人をほっとさせる笑顔にタフなマインド。その裏には、コーヒー愛に満ちあふれたスピリットが宿っていました。