THE FATHER バランスチェアの 生みの親に会いにオスロへ

2016年07月15日

育ち盛りの子供から長時間座ることの多いオフィスワーカーまで、さまざまなシチュエーションで愛用されているバランスチェア。その基本コンセプトを考案・提唱したハンス・クリスチャン・メンショール氏に、ノルウェーの首都オスロでお話を伺ってきました。

 
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Photo_Shin Kimura[HERITIER]
 
Hans Christian Mengshoel
ハンス・クリスチャン・メンショール

 

「We keep developing.」
40年以上、新たな挑戦を続けています

 
 1970年代半ば、家具のプロモーションやセールスディレクターとして活動していたメンショール氏は、ヨガのポーズ、マインドにインスピレーションを受け、バランスチェアの発想を得ます。そこで3人のデザイナーにそれぞれ異なるテーマを与え、万人が快適かつ健康な生活を送ることができるバランスチェアのデザインに取り組みました。
 
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「カフェでコーヒーを飲んでいるビジネスマン、食卓を囲む家族、小学生の子供たちなど、年代・性別を問わず、さまざまな人の座り方を参考にバランスチェアのアイデアを膨らませてきました」
 
 その結果、導き出した答えの一つが“日本の正座”に近いポジション、つまり今のバランス・イージーの座り方の基本形となりました。座っている間もずっと身体がバランスを保ちながら自然に姿勢が良くなる座り方を研究し、理想的なプロダクトに近づけていったのです。
 
「大切なのは生まれつき誰もが持っているバランス感覚にスイッチを入れること。本来人間が持っている身体の機能を活性化させる椅子がバランスチェアです。古くから言われているのは、呼吸をちゃんとすれば腰痛がなくなるため、バランスチェアを使うときも呼吸を意識することが大切です。最近はバランス アクティブ ボードなど立って使う製品も開発しており、40年前に立ち上げたプロジェクトが新たな挑戦を続けながら、いまもこうして多くの人たちの生活を支えていることに誇りを抱いています」
 

年代を問わず使ってもらえる
それがバランス・イージーの魅力

 
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 現在、パートナーかつ製造ライセンシーであるサカモトハウス(株式会社プロダクトマーケッティングサービス)との関係は、1988年に前社長と出会ったことにさかのぼります。
 
「非常に真面目でものづくりへの想いの強さを感じました。バランスプロジェクトの歴史と私が提唱するコンセプトを理解していただいた上で協力体制をとり、今日にいたります。非常に信頼しているパートナーです」
 
 サカモトハウスが製造しているバランス・イージーのポイントは、シートとニーパッドの間の距離を調節できるところにある。子供から大人まで幅広い年代に使ってもらえるようにしたことで、時を経ても姿勢を保つというコンセプトをプロダクトに落としこんでいると、うれしそうに語ります。
 
「サカモトハウスの製品づくりには常に刺激をもらっています。私自身のモチベーションにもなりますし、これからも素晴らしい製品を世の中に広めていってほしいですね」
 
 背中を丸めてスマートフォンやPCディスプレイを覗きこむなど、日本だけでなくノルウェーでも若い世代の姿勢の悪さが社会問題となり、本人にとって楽な姿勢に感じられても、さまざまな病気の遠因となる可能性が指摘されています。
 
「デスクワークが多い人だと、1日の大半を座ることに費やしています。もっと座り方、そして立ち方に意識を向けてもよいのではないでしょうか。姿勢の大切さに気づいてもらうためにも、より多くの方にバランスチェアの魅力に触れてほしいと思います」
 
お問い合わせ

Sakamoto house

092-534-1043
http://www.sakamotohouse.com