Volume01.2014 Number.11

素晴らしい!サバらしい?[ノルウェー水産物審議会]

世界第二位のシーフード輸出国として知られるノルウェー。
その中でもサーモンはいまやノルウェーの代名詞にまで昇華したが、自慢の逸品はそれだけではない。
常に新しいアイデアを提案することで、ノルウェーシーフードが日本の食卓の主役へと躍り上がる日も近い?

ノルウェーといえば「サーモン!」というほど、日本ではなじみ深い魚だ。冷たく澄み切った海は、サーモンたちにとって暮らしやすい環境なのだろう。
ノルウェーサーモンが日本に輸入されてきたのは1980年代。その歴史は案外浅い。国をあげて取り組んだプロジェクトによってすっかり定着した。こだわりのポイントは「生」だ。水揚げされてから日本の店頭に並ぶまで最短で36時間。一度も冷凍されずに届けられる。卓越したノルウェーの水産技術を見ると、83,000kmにもおよぶ海岸線を持つノルウェーは日本と同じ海の国だということを、あらためて思い知らされる。
そんなノルウェーの水産物を世界中に紹介しているのがノルウェー水産審議会(NSC)だ。あるときは広告を出稿し、飲食のチェーンのイベントや販促を手がけるノルウェー水産物の営業マン。またあるときは消費者や市場調査の実施、そこで収集したデータをマーケティングに活用するなど、守備範囲は多岐にわたる。さらには「寿司ダンス」なるユニークな動画をYouTubeで配信するなど、ノルウェーシーフードの認知度を高め、水産物の輸出拡大に努めている。輸出業者を代表してプロモーションを行う国家組織である。
先日NSCが主催する「ノルウェーシーフードディナー・パーティー」に出席した。アーリン・リーメスタ大使の公邸で催されたこのパーティーでは、英国『レストラン』誌の世界ランキング1位にも輝いた「ザ・ファット・ダック」で活躍したノルウェー人シェフ、マーカス・デュッパ氏を招き、サーモン、トラウト、サバを中心とした至高の料理が披露された。
パーティーの冒頭、NSC代表ヘンリック・アンデルセン氏が挨拶をした。ノルウェーシーフードの素晴らしさを日本に広めていきたいとお話されるなか、「今日はサバらしい(素晴らしい)料理を……」とダジャレを入れてくるところにノルウェー人の陽気さを感じた。

[ History ]ノルウェー水産物審議会(NSC)は、ノルウェーシーフードの魅力を伝えるために設立されたノルウェー王国貿易・産業・漁業省管轄下の団体だ。世界14カ国以上に拠点を持ち、活動を展開している。日本では特にサーモン、サーモントラウト、サバの販売促進に力を入れている。特にサバは日本の流通量の50%以上を占め、サバを簡単においしくする新メニューの開発も手がけている。常に新しいアイデアを探し、より多くの国の人々にノルウェーの海が育てた新鮮な食材や美味しさを広めたいと考えている。