Volume02.2015 Number.10

若者の特権 ワーキングホリデービザ
ノルウェーワーホリのスタンダードはこれから![ワーキングホリデー]

ワーキングホリデーとは、長期滞在が許されたビザ制度のこと。18歳から30歳の日本国籍保持者に対して、日本とワーキングホリデー協定を結んだ国に1〜2年の滞在許可がおり、その間であれば学校や仕事、旅行といった自由度の高い生活をすることが許されている。
学生ビザを持たずとも、現地の語学学校に通いながら働くことができ、就労ビザがなくても、働きながら時間を見つけて旅行ができる。同じ雇用主のもとで6カ月以上働くことができないといった制限はあるが、通常であれば観光ビザや学生ビザでは働くことが許されていない分、自由度が高く貴重な制度だと言えよう。
このようにワーキングホリデーを検討する人の多くは、「多彩な時間の使い方」を大切に考えている。そこでぜひおすすめしたいのが、ノルウェー企業や現地のお店で働くという選択肢だ。首都オスロには日本企業もあるが、日本とは違う働き方を体験したいということであれば現地資本の企業にアプライするのはいかがだろう。夕方16時には仕事を終え、皆いっせいに退社、帰宅する生活リズムを肌で感じ、同僚との会話を通じてノルウェー人の観念や生活文化が理解できるはずだ。 こうした働き方を見ていると、ワーキングホリデーのような短期就労者にとってのチャンスも見えてくる。ノルウェー人の多くは休暇を頻繁にとる。その中でも夏休みは長期間にわたるため、観光客が訪れるホテルやレストランなどの働き手が減ってしまうのだ。まさにこの時期は“猫の手も借りたい”状態で、求人需要が一気に上がるため、日常会話レベルの語学力(英語でも可)が求められるものの、ぜひこの好機を逃さないでほしい。ワーキングホリデーで渡航した際、一般的には下記のような仕事があるとされている。

レストランのキッチン補助、ウェイター、ウエイトレス/ホテルや土産物店の店員/清掃作業
医療関連、福祉関連施設での補助業務/ガソリンスタンド(石油関連企業)/漁業関連など

もし、いつ渡航するか迷った場合は「年明け~春ごろ」をおすすめする。前述のとおり夏の時期に求人需要が高まるのであれば、そこまでに生活リズムや文化風習、言葉に慣れておき、現地の友人・知り合いを作っておきたい。就労にしても就学にしても、世代や国籍に関わらず人的ネットワークを作っておくことはとても大切だ。もちろん“やりたいこと”が明確にあるのであれば、仕事内容や渡航時期を限定せずに積極的にチャレンジし、いましかできない貴重な体験をたくさんしてほしい。 ワーキングホリデー人気国といえば、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどが代表的だ。歴史があり、毎年多数の渡航者を迎え入れている。その点、ノルウェーは日本とワーキングホリデー協定を結んだ12カ国のうちもっとも日が浅く、現地の情報や渡航経験者のレポートなどが少ないのが現状である。
そこでぜひ、「前例が少ない」という理由で渡航先候補にノルウェーを加えてほしい。オセアニアや北米圏に比べてアジアからの留学生が少なく、学校でも英語で行われているプログラムが豊富だ。そして何より、他の国では見ることのできない、ダイナミックな自然に囲まれた1年間を過ごすことになるだろう。
これから渡航する人が、今後のノルウェーのワーキングホリデーのスタンダードを築き、可能性を切り開いていってほしい。新鮮な驚きと発見にあふれた時間は、自分自身を大きく成長させるに違いない。

ワーキングホリデービザとは
「相手国・地域の青少年に対して、自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動と、その間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度」のこと。日本では1980年にワーキングホリデー制度を開始して以降、現在までに12の国と地域(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー)との間で実施している。


[ノルウェーのワーキングホリデービザを申請できる方]
・申請時に日本に在住していること
・申請の時点で年齢が18歳から30歳であること
・日本国のパスポート、日本帰国便の航空券、ノルウェー渡航後3カ月の生活費を所持していること
・ワーキングホリデー終了後にノルウェーを離れる意思があること
・健康であり、医療費をカバーできる保険に入っていること

[ビザ申請に必要なもの]
・パスポートの原本、および使用済みのページのコピー
・記入済みの申請申込書(オンライン申請したときに送付されるメール文面をプリントアウト)
・背景が白色の写真2枚(3.5cm×4.5cm)
・最初の3カ月分の生活費を所有していることを示す書類
 (1カ月あたり9,785クローネが必要。英文の残高証明書あるいはノルウェーの就職先の証明書などで資金を証明)
・ノルウェーにおける滞在先住所の証明書類(ホテルの予約などでも可能)
・健康診断書(申請者が「健康である」ことを医師が証明し、発行したものを提出)
・医療保険(滞在予定の全期間有効な保険の証書、あるいはワーキングホリデーの滞在許可が下りた時点で医療保険に加入することを示した署名入り文書を提出)
・申請手数料57,000円(申請時の現金払い)
※上記の情報は法改正等により予告なく変更することがあります。
滞在許可の申請や手続きについてはノルウェー大使館およびノルウェー入国管理局のウェブサイトをご覧ください。