Volume03.2015 Number.05

環境意識が高い薪ストーブを製造するヨツールが考える、
地球へのやさしさとは[トコナメエプコス]

薪ストーブのパイオニアとして160年以上もの歴史を誇るヨツール社はプロダクトだけではなく、
製造過程にも環境に配慮するスピリットがあふれている。
アナログなようでいて、実は最先端な暖房器具が薪ストーブなのだ。

ノルウェーの人々は、当たり前のこととして自然と共生している。そして、自然に対して敬意を表し、地球環境を守るための政策や企業努力も確立している。
薪ストーブカンパニーのヨツールも、そのひとつだ。工場の電力はすべて水力発電でまかなわれていたり、外部に排水や廃棄物を出さない完全閉鎖システムが成立していたり。同社の環境への配慮は、製造過程から世界レベルの基準をクリアしているのである。
工場のあり方や燃料となる薪が地球にやさしいだけではない。ヨツールが世界のどこよりも早く開発し、自社製品に導入したのがクリーンバーンシステム(二次燃焼)。これは、一時燃焼で発生したガスや微粒子をもう一度炉内で燃焼させ、排気をクリーンにするシステムのこと。煙として排出せず、内部でエネルギーに変えることで環境汚染のもとを抑えるという、画期的な仕組みだ。このシステムは、懐にもやさしい。一次燃焼タイプのストーブより、かなり少ない量の薪で暖かさが得られるのだから。
重厚感のあるルックスは、溶かした鉄を鋳型に流し込んで鋳物を作る鋳造によって形成されるが、このときに原料として使われるのが、独自の研究を重ねて完成したオリジナルのリサイクル鋼。これを工場の溶融炉で溶かして使用している。そう、どこを切り取ってもエコなのだ。
ヨツールの製品には、環境や健康に負荷をかけないクリーンな燃焼をするものにしか認証されないノルディック・スワンラベルがついた製品が多数揃っている。
ゆえに、環境問題に対して意識が高い人々からも支持を得ている。鋳物の寿命は長く、正しい使い方をしていれば、世代を超えて使用することが可能。ノルウェーでは、「これ、おじいちゃんが使っていた薪ストーブなんだよ」という会話も出てくるほど、ひとつの暖房器具と長く付き合う家族も多いのだとか。
寒い日の家族団らんには、薪ストーブがあるのがノルウェーの冬のスタンダード。揺れる炎には、癒し効果もあるそうなので、つい喧嘩になりそうなときに薪ストーブがあれば、怒りエネルギーも削減できる、のかもしれない。

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株式会社トコナメエプコス 恵比寿ショールーム
03-6418-4822
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