Volume04.2015 Number.06

Born in Norway
あたたかいフリースはノルウェーで生まれました[株ゴールドウィン]

1990年代の中盤から後半にかけて、フリースブームが巻き起こった。アウトドアテイストの流行の波にのってフィーチャーされ、おしゃれに敏感な人たちがトレンドアイテムとしてこぞって着ていたのだ。時を経て、現在は冬の定番素材として存在感を発揮している。せっかくなので、フリースの起源について調べてみた。ぱっと想像するに、ウールやリネンなどと比べたら歴史は浅そうだ。流行ったのが1990年代ということは、それより5~10年前くらいに誕生したのか?その予想は見事にはずれた。答えは、1961年ノルウェー生まれで、開発したブランドはヘリーハンセン。それまで寒く厳しい海で働く漁師や海軍のための防水素材を作ってきたが、彼らの命を守るべく防寒素材へ目を向けたのがきっかけだったらしい。当時、防寒着はダウンだったが、水にぬれると保温性を失うという弱点があり、船上では十分に機能しなかった。また、機敏に作業ができることや、機材に引っかかっても破れにくいということも求められていた。それらの要望にすべて応え、発表されたのがファイバーパイル。フリースの前身と言われている素材だ。保温、軽量、速乾に優れた新しい素材はアウトドア業界に衝撃を与え、他社がこぞって開発に乗り出す礎を築いた。この断熱素材は漁師だけにとどまらず、極寒の冬をぬくぬくと過ごしたい一般家庭にも普及し、ノルウェー人にとってなくてはならない存在になっていったのだった。
ヘリーハンセンは、4年前にこのファイバーパイル素材を復活させた。他ブランドのフリースと比べて明らかに違うのは、肉厚さと密度の高さ。ごわついたり動きにくかったら嫌だなと思い袖を通してみると、思っていた以上にソフト。伸縮性があって、動きやすさもばっちり。暖かくて軽いので、インナーは一枚で大丈夫。シェイプされたシルエットだから、コートの中に着てもかさばらなさそうだ。冬の登山やキャンプ、ウインタースポーツシーンではもちろん、せっかくなのでタウンユースもしたい。たとえば、女性なら白のロングスカートと合わせて大人カジュアルに。男性ならテーパードパンツできれいめに、など。ノームコアなルックスだけど、実力は抜群。冬のワードローブとして活躍すること間違いなしだ。

<お問い合わせ>
株式会社ゴールドウイン
03-3481-7266
http://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/