Volume05.2016 Number.03

大自然の恵みをたっぷりと
ノルウェーの家庭料理に舌つづみ[ノルウェー水産物審議会]

「ノルウェーといえば?」という質問に『サーモン!』と答える人はかなり多いと思います。でも本当のところ、ノルウェーでサーモンってどれだけ食べられてるの? ふとした疑問を探るべく、ノルウェーの家庭料理をふるまっていただきました。

季節のうつろいを感じるノルウェー家庭料理の数々

「日本の皆さんにそういうイメージを持ってもらっているのはうれしいことですね。そして実際、私たちはかなり頻繁にサーモンを食べますよ。多いときは週に数回。タラやサバと並んで非常に身近な食材です。安価でどこででも手に入りますし、栄養価も高い。オールシーズン食卓の上にあがっていますね」
サーモン料理をいただいたのは、オーレスンに暮らすベルグさんのお宅。キッチンにおける夫婦の主導権争いは、いまのところ旦那さんが手中に収めている様子です。奥さんが勤めから帰宅する16時過ぎにあわせて、日中から下ごしらえをしていた食材たちと向き合います。
「家内の仕事は残業もないので、毎日きっちり16時には仕事が終わります。それでもウィークデーは簡単なもので済ませることが多いですよ。サーモン料理であればフライパンでバター焼きすることが多いかな。翌日にも回せますしね」
翌日のことまで考えて晩ごはんを作るなんて素晴らしい!と、思わず“日本人的”なことをつぶやいたところ、「ノルウェーではこれが当たり前」ですって。「料理は女性がするものではなくて、そのときできる人がやればいい話でしょう?話し合ってうまく分担すればいいのに」──何も言い返せません!

季節のうつろいを感じるノルウェー家庭料理の数々

その日のメニューは、サーモンのオーブン焼き、ラムのキャベツ煮、ボイルドポテト、クラッペなどとても豪華!メインとなるサーモン料理の作り方はいたってシンプルで、内臓をとってからサワークリームやパセリ、長ネギのみじん切り、にんにくを腹に詰めて、1時間半ほどオーブンで焼くだけ。お好みでレモンを添えて、できあがりです! 「私の兄が無類の釣り好きで、毎年6月半ばの解禁日にあわせて北ノルウェーまでサーモンを釣りに行っています。オーレスンだけでなく、ノルウェー全土に釣り愛好家が多いのは、趣味というより自然の恵みをいただけるからかも。ラムのキャベツ煮は、まさにノルウェーの自然に育まれた家庭料理ですよ」 サイドディッシュに出していただいたのは、9.10.11月にしか食べられないという「Farikal(フォーリコール)」。まさに秋の料理ですね。 「この3カ月はラムが美味しい季節。新鮮なラムとキャベツを丸一日煮込んで味付けは塩コショウだけと、本当に素朴な味わいです。秋の始まりと終わりを告げる料理ですね」 サーモン料理に故郷を想い、ラムを食べると季節が変わる。ノルウェーの家庭料理の魅力は、自然の恵みをたっぷり受けた食材のチカラと、そうした繊細な感覚のバランスにあるみたいです。

<お問い合わせ>
ノルウェー水産物審議会
03-6408-8100
http://www.seafoodfromnorway.jp