Volume05.2016 Number.04

家族団らんの真ん中に薪ストーブ[ヨツール]

薪ストーブが暖めてくれるのは、愛する家族と過ごす穏やかな時間。
日々の暮らしにぬくもりを届けてくれる存在と考えれば、薪ストーブだって家族の一員なのかもしれません。
「そこ」に薪ストーブがある生活に、ちょっとだけお邪魔してみました。

ものと人から伝わる心地よさから「コーセリ」の意味に気づく
オーレスン郊外に暮らすブランダルさんご夫妻は、1970年代に建てたご自宅を2000年にリフォームすると同時に「JOTULF3」を購入。それまで使っていた薪ストーブも、生活にすっかり溶けこんで長く愛用していたものの、二人暮らしにはサイズが大きくスペースをとっていたことから、改装と同時に買い替えを決意したそうです。
「私たちのストーブ選びのポイントは、サイズと静音性、熱効率、あとはデザイン性ですね。国内メーカーで買うことを決めていたので、『ノルウェーの薪ストーブといえばヨツールしかない!』と、カタログを前に迷うことはありませんでしたよ」(夫・ヤーンさん)
もう一つの決め手は色。汚れを気にして黒系のボディーカラーを選ぶ人が多い中、ブランデルさんが白系のアイボリーエナメルを選んだのは奥様のこだわりだとか。
「部屋の空気感や雰囲気、他の家具との調和を崩したくなかったので、注文から3カ月待ちと言われても全然苦じゃありませんでした。私たちのリビングにはテレビがありません。この空間は家族での会話を楽しむ場所。そこにぬくもりを添えてくれるのがこの薪ストーブです」(妻・ライデュンさん)

日常に根付いているこうした心地よさのことを、ノルウェーでは「コーセリ」と呼びます。自然の中で過ごす時間、厳しい冬を自分らしく過ごすための快適空間……。日本にはコーセリそのものを言い表す言葉がないため、そこに「心地よさ」や「快適さ」という言葉を当てはめるしかありませんが、振り返ってみれば私たちの暮らしの中にもたしかにコーセリは存在します。
家族との時間、笑顔、住空間へのこだわりなど、好きな人やものに囲まれて過ごす“その場所”は誰にでもあるはず。何も整理整頓されている必要はなく、一見して雑然としている空間だって人によってはコーセリだといえるでしょう。
心地よさに正解はありません。そうした点を受け入れる多様性の奥行きを、薪ストーブとともに暮らすノルウェーの日常から感じました。

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株式会社トコナメエプコス 恵比寿ショールーム
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